廃棄物最終処分場の高pH浸出水対策技術の検討 (環境科学系 宮脇健太郎)

廃棄物最終処分場の高pH浸出水対策技術の検討

整理番号:2016-060


研究者名: 宮脇 健太郎(Kentarou Miyawaki)
所  属: 理工学部 総合理工学科 環境科学系 教授
専門分野:廃棄物工学、衛生工学
キーワード:埋立地、浸出水処理、アルカリ排水

研究概要

焼却灰を主に埋め立てる処分場では、高pHの浸出水が長期にわたり流出する場合がある。排水基準のpH8.6まで中和・調整が行われるが、数10年の浸出水処理コストは莫大であり問題となる。対策として、大気中CO2を集排水管近傍の採石表面で吸収させる条件を検討している。CO2中和は周知の事実であるが、実埋立地条件での設計に生かせる現象解明とデータ取得を目的としている。低降水量条件ではpH11→pH8前後となることを確認した。

中和実験装置

実験結果例 (Ca(OH)水溶液 :pH11)

応用例・用途

  • 高pH排水のCO2中和

研究設備

  • 原子吸光光度計(フレーム、ファーネス共用)各種電気炉
  • TOC計
  • イオンクロマトグラフ