色空間をリアルタイム映像上で視覚表現 ~色空間と2次元映像を融合して3次元化する~(情報学科 尼岡利崇)

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容器色空間をリアルタイム映像上で視覚表現
~色空間と2次元映像を融合して3次元化する~

整理番号:2016-103


研究者名: 尼岡 利崇(Toshitaka Amaoka)
所  属: 情報学部 情報学科 教授
専門分野:インタラクティブメディア、ヒューマンコンピュータインタラクション、情報可視化、情報デザイン、インタラクティブアート
キーワード: インタラクティブシステム、エンタテインメントコンピューティング

 研究概要

人は情報を直接触ったり見ることが出来ません。そこで、人が情報とどのように関わるか、その仕組みを考えなくてはなりません。インタラクション技術とは、その仕組みを考え、実現することを指します。我々の研究室では、3次元コンピュータグラフィックス(3次元CG)を使って、色空間をリアルタイム映像上で視覚表現することにより、我々の視覚認知とは異なる視覚情報を得る研究を行っており、その研究成果をエンタテインメント分野やアート等の表現分野へ応用しています。

■画素が持つ明度により新たな次元を与えることで2次元映像を3次元CG化

  • +1D:2次元の映像情報に色情報(色の明度)というもう一次元加えて3次元CGに変換(図1)今までとは異なる方法による視覚情報の表現、自由視点での鑑賞、観客がコンテンツであるという3要素
    ⇒ 映像と観客間の新しいインタラクションの提供
  • NeoCubism:4つの+1Dにより、360度の3次元CGを得、実世界における位置関係を保持しつつ、4つの画像を3次元空間内に表示(図2)多視点映像情報に色空間という概念的空間を加えて、視覚情報に隠れた異なる次元を可視化(図3)
    ⇒ 日常には無い新たな多視点映像作品の提供

図1 +1D設置図と線描画(斜め横の視点)

図2 カメラ配置と3Dモデルの関係 被写体多視点映像(右)

図3 NeoCubism映像 被写体多視点映像(左上)、室内全周映像(左下)、 室内全周映像の上からの視点(右) 上からの視点に変更することで、存在しない視点から 空間を俯瞰するかのような効果が得られる

応用例・用途

  • 新たな多視点映像表現により、日常にはない視覚体験を提供できます。また、情報の可視化やより直観的なインタラクティブアートを実現できます。
  • 芸術科学会論文誌より、2009年に論文賞を受賞した内容のものです。