適切な管理で「橋」の寿命を延ばす
~橋梁調査による補修・補強方法の提示~
整理番号:2016-094
研究者名:鈴木 博之(Hiroyuki Suzuki)
所 属: 建築学部 建築学科 特別教授
専門分野:鋼構造学、橋梁工学、維持管理工学
キーワード:橋梁調査、維持管理、補修、補強、長寿命化
研究概要
橋梁などの道路構造物の管理は、膨大な経済的・環境的負担を考慮して、「こまめな手入れをして長持ちさせる」へと方向転換が行なわれています。橋の寿命は60~70年と言われていますが、こまめな手入れをすることにより橋の寿命を100年以上に延ばせると考えています。我々は、青梅市及び静岡県磐田市の「橋梁調査プロジェクト」を実施しました。
橋梁調査内容の概要を以下に示します。
- 橋上、橋下からの目視調査の実施
- 現状を写真に記録
- 損傷個所の抽出
- 監視項目と重点検査項目の提案
- 必要に応じて補修・補強方法を提案 ⇒ 維持管理の指標・処方箋
応用例・用途
- 橋梁調査と補修・補強方法の提案により、地元業者による補修・補強が可能となり、地域活性化につながると共に、橋を長持ちさせることで経済的・環境的に膨大な負担を軽減できます。
研究設備
- 鉄筋探査機
- 磁粉探傷器
- 浸透探傷液