食品廃棄物からの炭入り堆肥の開発(環境科学系 吉澤秀二)

食品廃棄物からの炭入り堆肥の開発

整理番号:2016-57


研究者名: 吉澤 秀二(Shuji Yoshizawa)
所  属: 理工学部 総合理工学科 環境科学系 教授
専門分野:環境材料、微生物応用
研究者HP: http://www.hino.meisei-u.ac.jp/es/staff/eco-material/
キーワード: 炭、微生物、堆肥、食品廃棄物

研究概要

炭の表面での微生物の増殖の状態を観察するために、孟宗竹炭と微生物の餌としての米ヌカと、複合微生物群の菌種を混合し、空気に触れさせるようにして、微生物を増殖させた。数十μmの様ざまな大きさの孔が存在する。米ヌカの堆肥化開始後14日間を経過した竹炭の細孔内部において、棹菌、短棹菌等の微生物の増殖が観察され、炭がこれら微生物の担体として適していることが確認できた。
炭を添加した食品廃棄物の堆肥化処理工場を、東京都瑞穂町に設置し、 2009年1月から稼動している。一日の処理量は125トンであり、堆肥化工場としては、近隣地域で最大級となる。

200 L 炭化炉

応用例・用途

  • 高品質堆肥の開発
  • 炭を微生物担体とした排水処理
  • バイオトイレ

研究設備

  • 200 L 炭化炉
  • 50 L 堆肥化発酵機