軽量・高強度・高熱伝導材料の研究開発(教育学科 清宮義博)

軽量・高強度・高熱伝導材料の研究開発

整理番号:2016-105


研究者名: 清宮 義博(Yoshihiro Seimiya)
所  属: 教育学部 教育学科  教授
専門分野:材料物性、組織制御
キーワード:燃焼合成,複合材料,ヒートシンク

研究概要

私の研究室では中温・常圧窒素雰囲気中で溶融アルミニウム中から熱伝導特性に優れたアルミナイトライド(AlN)を生成することに成功した。これにより、本来濡れて一体化することの無い金属とセラミックスからなる複合材料が作製可能になった。また、従来AlNの板材はAlN粉末を焼結助剤を用いて再び高温高圧で焼結して作られる。しかし、我々が提案する手法を用いれば1つの工程で濡れ性に優れたAl/AlN複合体からなる板材が作れることになり、製造コストは格段に安く済むことから実用化しやすくなった。

 

応用例・用途

  • 電子部品へヒートシンクとしての応用
  • 耐熱性・耐摩耗性に優れた新素材

研究設備

  •  各種顕微鏡装置
  • 各種電気炉
  • 遠心鋳造装置
  • 卓上単結晶作製装置