歴史的建造物を地域資源とするまちづくりの提案
~旧青梅街道周辺の歴史的建造物を現代に生かす~
整理番号:2016-086
研究者名: 齊藤 哲也(Tetsuya Saito)
所 属: 建築学部 建築学科 教授
専門分野:建築意匠・歴史、都市デザイン
キーワード:歴史的建造物・産業土木遺産の再生活用、地域活性化、まちのデザイン
研究概要
時代を超えて生き続けてきた歴史的な建物、街の空間構成やその特性と魅力を発掘し、現代に活かす活動を行っている。その中で、旧青梅街道沿いの建物の調査を行い、現代でも十分に魅力ある建物のタイプや分布状況を明らかにした。また、地権者の皆さんとワークショップを行い、街の良いところ、必要なものや改善すべきところなど、学生ら若い世代とのディスカッションを通じ、今後のまちづくりについて考えている。例えば、80年生き残った建物や路地は、どんな状態であれ若い世代にとっては強く惹かれる対象であり、まちを再生する起点となるのである。街の構成や社会の状況を読み取って調査分析(研究)し、その課題を解くためにデザイン(設計)することによって、世代を超えて長く住み続けたいと思える生活環境をつくっていく。
応用例・用途
- 住民に認知されていない歴史的建造物を発掘し、地域資産として位置づけ、再生活用することで、地域の活性化はじめ、住民の地元への愛着の向上が期待できる。