視覚的コンテキストによる検索結果提示とナビゲーションの 可能性 ~作業の自動化で生産性を高める~(情報学科 丸山一貴)

視覚的コンテキストによる検索結果提示とナビゲーションの可能性

~作業の自動化で生産性を高める~

整理番号:2017-003


研究者名: 丸山 一貴(Kazutaka Maruyama)
所  属: 情報学部 情報学科 准教授
専門分野:ソフトウェア、設計機システム・ネットワーク、メディア情報学
キーワード: プログラム開発環境、ユーザインターフェース、Web情報処理

研究概要

人間が行っている日常的な作業の中には、コンピュータにより自動化できる余地があるものが多いものです。当研究室では、コンピュータが担える作業はコンピュータに任せ、人間がコンピュータに任せられない作業や創造的な活動に集中することで、生産性の向上に寄与する研究を行っています。

最近の新規テーマを以下に示します。

  • 分野1:プログラムデバッグ支援
    直前に変数を書き換えた操作を特定するなど、典型的なデバッグ作業を自動化デバッガの変数履歴保存機構を利用し、変数の変化をグラフ化、誤りの原因を容易に特定します
  • 分野2:Web閲覧支援(下図・左)
    Web検索エンジンの結果を自動的に取得し、内容を自動分類して適切な要素を視覚的に提示します
  • 分野3:前庭電気刺激による方向感覚の提示(下図・右)
    両耳の後ろに付けたパッドから電気刺激を行うことにより、擬似的な加速感の付与が可能です
    従来技術ではVR酔いの軽減等が期待されますが、当研究室では方向感覚提示の可能性を追求しています

 

 

 

図1 Web閲覧支援の例

図2 前庭電気刺激による方向感覚の提示

応用例・用途

  • 分野1・2 およびその周辺分野において、自動化可能な作業の抽出や、その基盤技術開発
  • 分野3において、ナビゲーションやエンターテインメント用途への転用
  • 大学ICTサービスの企画・調達・運用に従事した経験あり。ITシステムや情報セキュリティのコンサルティング可【情報処理安全確保支援士(登録番号 第005584号)】