自動車との距離検出及びナンバープレート抽出 ~ナンバープレート領域画像からの一推定法~(電気電子工学系 嶋好博)

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自動車との距離検出及びナンバープレート抽出
~ナンバープレート領域画像からの一推定法~

整理番号:2016-051


嶋先生-顔写真

研究者名: 嶋 好博(Yoshihiro Shima)
所  属: 理工学部 総合理工学科 電気電子工学系 教授
専門分野:メディア情報学・データベース、知覚情報処理・知能ロボティクス、システム工学
キーワード: 車載カメラ、ナンバープレート、画像処理、自動認識、距離検出

研究概要

自動車の安全性や快適な走行を実現するため、運転手をサポートするシステムが開発されています。中でも、前方の自動車や横断中の歩行者との追突防止、道路の白線位置確認による安全走行のための検出と運転手への警告或いは自動回避に関する研究が進められていますが、これらの検出には、車載カメラによる画像処理により行われています。当研究室では、3Dカメラで撮影した自動車画像からナンバープレート画像を抽出し、その大きさによる距離検出の有効性、及びナンバープレートの自動認識能を確認しました。以下に、方法と結果を紹介します。

  • 図1 サンプル画像 0.5 m(上)と5.0 m(下)

    図1 サンプル画像
    0.5 m(上)と5.0 m(下)

    距離検出:自動車画像(図1)からナンバープレート領域画像を抽出し、その後図2、図3に示す処理により、候補領域を絞り込みます。次に、ナンバープレートの幅と高さ及びその比により、車載カメラから車までの距離を算出します。

  • 距離検出:距離検出誤差は-1.22~0.04 m以内であり、精度向上の必要性はありますが、距離検出の有効性を確認できました。
  • 自動認識:候補領域を絞り込み、ナンバープレート領域の画像を出力します。ナンバープレート抽出に約90%成功しました。更に抽出精度を向上すべく取り組んでおります。
図2 ナンバープレート抽出の処理手順 グレー画像使用、エッジ処理後に白黒2値化処理、ノイズ除去画像を縦横9画素まで膨張処理(マスキング)、矩形領域の抽出

図2 ナンバープレート抽出の処理手順
グレー画像使用、エッジ処理後に白黒2値化処理、ノイズ除去画像を縦横9画素まで膨張処理(マスキング)、矩形領域の抽出

図3 途中結果画像の例

図3 途中結果画像の例

応用例・用途

  • 前方走行中の自動車との車間距離を知ることは、危険を回避する一手段となります。
  • ナンバープレート抽出は、自動車を特定する上で重要な手段となります。
  • 自動車を特定できるナンバープレートに自動的にぼかしを加え、個人情報を保護できます。